November 27, 2003
魔術はささやく
魔術はささやく 宮部 みゆき
この人の作品はほんとによくできてるね。さまざまな伏線が終盤に行くにつれてきれいに絡んでいくので、一気に読んでしまいました。ちょっと強引なもっていき方だなと思うところもあるけれど、それはそれってことで。
主人公の男の子がなかなか前向きで芯が強くていいんだわ。
すべてのなぞが解けて、一件落着したところで、更にもう一盛り上がりあるのもいいね。
投稿者 Yukari :
04:42 PM
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November 07, 2003
流しのしたの骨 江国香織
流しのしたの骨
江国香織作品を読むの実は初めて。映画で「きらきらひかる」は観たことあるけど。
ある家族の日常をさらっと描いている。傍目には普通に見える家族は、実は一癖ある人ばかりで、でもどこの家もこんな感じかなーなんて思わせる。なんだか、気持ちのいい作品でした。
これ読んで、わたしも小さいころ育ててくれてとーちゃんと呼んでたおじちゃんに、かちかち山を話してもらって、それがすっごく怖かったことを思い出した。
投稿者 Yukari :
12:48 PM
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November 05, 2003
火車
火車 宮部みゆき
親戚に頼まれた人探しを追っていくと、クレジットカードやサラ金などで破滅していった人生が見えてきて・・・とか言う話。
推理小説を期待して読み進めていたからちょっと期待はずれな最後でした。展開は面白いんだけどね。
もちょっと、何か目新しいものが欲しかったかな。カードやサラ金でお金を借りて自転車操業で運用する話とかって、さんざんテレビとか雑誌とかで出てくるので、もちょっと突っ込んだ事情とか欲しかったな。
投稿者 Yukari :
05:38 PM
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