2003年夏 イタリア旅行記
ミラノ~ベニス~フィレンツェ~ローマ
AUGUST 2003
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8月4日
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モーニングコール
:
-
バゲージダウン
:
-
朝食
:
07:00~08:00
出発
:
-
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本日はフリータイム。
朝食をとった後は、れこ・まさとタクシーでサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に行く。れこ・まさは本日AMは【ピサの斜塔・半日観光ツアー】に参加ということで、ツアーの待ち合わせ場所がこの駅なのだ。午後1時にZAZAで落ち合って昼食ということで、わたしらはフィレンツェの街の観光に出かける。
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はまさが撮ってきてくれたピサの斜塔の写真。おぉ~~、確かに傾いてるぅぅ。
れこ・まさと別れて最初に向かったのは【サンタ・マリア・ノヴェッラ教会】。まぁ、向かったと言うよりもたまたま近くにあって見えたので行ってみたって言うほうが近いかな。周りをぐるーっとまわりながら正面に出ると、【サンタ・マリア・ノヴェッラ広場】に出た。この時点でまだ08:30を回ったところ。開館は09:30からってことなので外側だけ眺めて写真を撮る。
次に向かうのは【サン・ロレンツォ教会】。地図をきちんと確認してから歩き始めたはずなのに、あれあれ、いつの間にか中央市場に入ってしまった。
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は市場で見かけたお肉屋さん。手前にテーブルについて酒盛りをしている4匹のぶたちゃんがいるの見える?見えない人は、写真をクリックすると大きい写真が見れるので見てみて。
で、ちょっと行くと、お昼に行く予定のお店【ZAZA】を発見しました。まだ開店前でしたが、場所の確認ができてちょっとよかったかも。ここで、地図を見直して、軌道修正
そして、無事に【サン・ロレンツォ教会】に到着。
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写真を見てもらうとわかるとおり、外観はなんというかむき出しの壁と言う感じ。ミケランジェロも携わったこのファサードは未完とのこと。
外側はそんな感じでも、中に入るときれいな中庭。
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とっても緑の多い庭は、たいそう優雅に見え、富の象徴のよう。なんて思ってたら、この教会、メディチ家のものらしい。なるほどねぇ。
お次は【メディチ・リッカルディ宮】の横を通り過ぎて、【サンマルコ美術館】へ向かう。
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は【サンマルコ教会】。この教会の横に小さい入り口があって、そこから【サンマルコ美術館】に入れるようになっております。ちょっとだけ人が並んでたけど、5分ほど待って09:50に入館。入館料は一人4ユーロ。キャッシュの手持ちが少なかったのでT/Cは使えるかどうか聞いたけど、入場券は買えないけど中のショップでは使えるよと言われる。仕方ないので、キャッシュで払う。
美術館は本日ここしか回らないので、午前中いっぱいかけるつもりでじっくり見て回る。
聖書がモチーフのフレスコ画がほとんど。新約聖書を順を追っていけるような30枚くらいの連作があったので、その絵を見ながらKzにだいたいのストーリーを教えてもらう。私の知識は「なぜか処女のマリアが神の子・イエスを宿して、イエスはユダの裏切りで磔にされた」くらいの乏しいものだったので、この説明がなかったらこの後の絵画鑑賞はまったく面白くないものになってしまっていたかも。
新約聖書の数あるエピソードの中で、芸術家魂を刺激したと思われるのは「キリストの磔刑」「受胎告知」「最後の審判」「最後の晩餐」「マグダラのマリア」「三王礼拝」あたりで、やたらこれをモチーフにした絵がたくさんある。
れこちゃんの持ってきていた本に、いろんな画家が書いた「受胎告知」についてちょっと触れているのがあったんだけど、人によって思い入れがさまざまでなかなか興味深い。せっかくだから、こんどフィレンツェに来る機会があったら、このあたりをきちんとリサーチして鑑賞に臨みたいものだ。
じっくり見ていたら、最後のほうはちょっと食傷気味になる。(^^;;だって、宗教画しかないんですもの。
ショップでフラ・アンジェリコの「受胎告知」のポストカード/マグネット・受胎告知の天使をモチーフにしたしおりなんかを買う。もちろんT/Cでね。
サンマルコ教会を出ると、お昼の待ち合わせまで後30分を切っていたので、ドゥオーモの横を通って偵察しながら、昼食場所ZAZAを目指すことに。いちおう、地図を見て道を確認するけど、街並みのあいだから
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のように見えているので、私でも迷うことなくたどり着けそう。
そして、到着。【ドゥオーモ】も【ジオットの鐘楼】も近くで見るとすごい迫力だわ。そして、観光タイム真っ盛りになったせいか観光客が多い!!どちらも、入館にすごい列ができている。お昼食べたら来ようと思ってたのに、これじゃぁ先が思いやられるなぁ。
とりあえず、写真をぱちぱちとってZAZAへ。時間になってもれこ・まさはこなかったけど、ツアーでバスが遅れてるんでしょうと先に店に入って待つことにする。「もし、れこ・まさがこれなかったら、二人分しか頼めないねー」と慎重にメニューを検討しているところに、れこ・まさ到着。いいタイミングだ。
席を2人席から4人席に替えてもらって楽しい食事。食事内容は
ここ
を見てね。ここ、旅行前に友達にリサーチしたときに、みんなが口をそろえておすすめと言ってたみせだけあって、おいしかった。コストパフォーマンス的にも今回の旅行の中の食事で一番だと思う。
食事をすませて、うだるような暑さの中【ドゥオーモ】【ジオットの鐘楼】に向かう。後で聞くと37度はあったらしい。(39度といううわさもチラッと聞く)それくらい暑かった。行ってみると、食事前に見たときにできていた入館の列はほとんどなくなっている。らっきー。さっそく、【ドゥオーモ】に入る。
しかし、石造りの建物って偉大だわねー。外はあんなに暑いのに、いったん建物に入るとひんやり気持ちいい。クーラーがないのに涼しいって、湿度が少ないってのもあるのかしらねぇ。れこちゃんと建てるなら石造りの家だという結論に達する。
部屋の片隅に列ができていて、その先に小さな階段がある。どうやらクーポラ部分に上れるようになっているらしい。下から見てもとっても高いってのは十分にわかるので、体力ない私たちは上るのは断念。
が、体力ある男子はお隣の【ジオットの鐘楼】にどうしても上りたいらしい。二人で上っておいでと笑顔で送り出してあげる。
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はれこちゃんと「へばらずに上っているかしら」とかいいながら見上げた【ジオットの鐘楼】。
上ったまさ・Kzの感想は「上っても上っても、奥から隠し階段が現れる!!まるでドラクエのようだった」とお疲れの様子。特にKzはカメラ道具一式(何kgあるんだろ)持ったまま上り始めてしまい、途中で「あー、ゆかぞうに預けておけばよかった」と後悔してたらしい。入場には一人6ユーロかかったらしい。
414段登ると最上階に出れるらしい。最上階から見た景色は、そりゃすばらしかったらしい。だけど、ドゥオーモのクーポラのほうが高かったらしく、それはちょっと悲しかったみたい。
で、その間私とれこちゃんは何をしてたかというと、隣の【サン・ジョヴァンニ洗礼堂】を見学。
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これね。外観はちびた鉛筆のような感じ。ちょっとだけ人が並んでいるが10分も並んでいると入場できた。一人3ユーロ。
中に入って、あーびっくり。ここもきんきらきんだわ。
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これみて、天井なんだけど、これでもかってくらいきんぴかよ。これって、どうなんだろう、宗教でこんなのってなんか悪趣味だよねぇ。
で、勉強不足でとっても悔しいんだけど、この洗礼堂ってば門扉に施されたレリーフがとっても有名なんだそうだ。南扉はアンドレア・ピサーノが、北扉と東扉はロレンツォ・ギベルティが作ったんだって。旧約聖書をモチーフにした東扉は、ミケランジェロが『天国の門』と讃えたものだって。あー、見ておけばよかったよー。ほんとに後悔だわ。
ここで、れこ・まさとは別行動。次の待ち合わせは19時に【ヴェッキオ宮殿】前。
まずはブランドショップが並ぶトルナブォーニ通りを目指す。ウィンドーショッピングしながら、気になったお店にはいってショッピング。今日はきれいな格好をしているので、びくびくしないでも入れるぞ。
PRADAでSALDIにて50%OFFになっているかばんを一つお買い上げ。ほんとはゆかりんママがもっているA4の書類が入るサイズのかばんがほしかったんだけど、それはなかった。ないなーなんて思ってあきらめかけたときに、周りの棚に陳列されているのではなくセンターのテーブルに無造作においてあるかばんを発見。大きさはA4はちょっと入らないかなってくらいで、でもInterLinkは入りそうな大きさのショルダー。おなじみの素材で色はベージュ。ほんとは黒がほしかったんだけど、店員に聞いたら黒は50%OFFにはならないとのことなのでベージュで我慢。なんたって50%OFFだもん。
フェラガモは3Fに博物館が入っているというんで行ってみたが、なんと「close」と言われる。マリリン・モンローの靴型とか見てみたかったなぁ。んー、残念。
Kzはベルトを買おうとしてたんだけど、欲しいデザインのやつはサイズが80cmの次が110cmとちょうどいい大きさのがなく、泣く泣く断念してた。スニーカーもいいのがあったんだけど、ちょーっとお高かったね。お約束でネクタイを勧めてみたけど、あっさり却下されました。かわいいのにー。
約束の時間まであと1時間という時間になったので、川沿いを【ヴェッキオ宮殿】に歩いていくことにする。ちょっと先には【ヴェッキオ橋】が見える。この橋は2階建てになっていて、2階部分は【ヴァザーリ回廊】という【ピッティ宮】と【ヴェッキオ宮殿】を結ぶ通路になっていて、外を通らずにこの間を行き来できるようになっているんだって。暗殺とかを恐れて作ったものとのこと。昔はこの橋は肉屋や八百屋などが並んでたらしいが、【ヴァザーリ回廊】ができたときに撤廃されて、今では貴金属店がびっしり並んでいる。
【ヴェッキオ橋】を過ぎると、昨日泣く泣くあきらめた【ウフィツィ美術館】が見えてくる。ここに、『ヴィーナス誕生』がダヴィンチの『受胎告知』があるのねー。かえすがえすも残念である。はぁ。
→のダヴィンチくん
は美術館前にたくさん並んでいた像のうちの一個。これ以外にもダンテとかの著名人の像がたくさんある。
そして、美術館前の通路には似顔絵描きのおじさんとかも何人か座って、観光客相手に似顔絵を描いている。描いてるのを後ろから覗いて見たけどなかなか上手。まぁ商売だから当たり前か。あれでいくらくらいとられるんだろ。
【ヴェッキオ宮殿】は19時までやっていて、追い出される時間に出口で落ち合うことになっていたので中に入ることにする。が、どうもしまっている感じ。むー。仕方ないので外で写真でも撮って19:00まで時間をつぶすことにする。
←のダビテくん
のレプリカは【ヴェッキオ宮殿】前にあったもの。宮殿は外観を改装中だったみたいでバックには組んでいる足場が見えるでしょ。
→
はヴェッキオ宮殿前にあるシニョーリア広場の噴水。噴水にも彫刻がいっぱい飾ってあって、ほんと何から何まで芸術品っぽいなぁ。
そうしているうちにまさを発見。が、ひとりだ。れこちゃんは暑さにまいって、デパートで涼んでいるらしい。3人でそのデパートに向かう。ブティックの一角にあるソファーで私らも一休み。しばらく涼んだ後、20時に夕飯を食べる【Al Lume dl Candela】で落ち合うことにして、わたしらはグラッパを買いに酒屋に行く。
酒屋は今日うろうろしている時にKzが目をつけていた店。街の酒屋ーって感じで、特に安いってわけではないんだけど、店構えの割に品揃えがいい。で、そこの親父もいい感じで、「これはこうだ、こっちはこうだ」となんやかんやと教えてくれる。お勧めにしたがってそこで3本購入。お金払って、帰ろうとしたときにビスコッティを食べさせてくれた。その店オリジナルなのかな、「おいしいだろー?」みたいに自慢げな親父。うまかったよ。
そして、夕飯。ふるっちに予約を頼んでおいたんだけど、きちんと予約が入っているかどうかは確認してなかったのでちょっと不安だったけど、予約されていたようだ。アメリカ人がやっているイタリア料理の店って感じで、英語が通じるお店だった。
おいしかったんだけど、昼に行ったZAZAのコストパフォーマンスを考えるとちょっとかすんでしまうなぁ。
食事後はタクシーを呼んでもらってホテルまで戻る。今日も疲れた。おやすみなさーい。
---ホテル情報---
FLORENCE RESIDENCE
Via della pace mondiale
tel:055-7310147
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